ほったらかし投資術

投資を始めてからもっとも参考にしてきた本を紹介します。
ほったらかし投資術」山崎元さん、水瀬ケンイチさんの共著です。

全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書857) [ 山崎元 ]

価格:869円
(2025/3/17 21:23時点)
感想(67件)

ベストセラー『ほったらかし投資術』が7年ぶりの全面改訂!
運用方法が過去2版と大きく異なり、もっとシンプルに、もっとほったらかせるようになりました。
実行マニュアルから口座の開き方、素朴な疑問へのアンサーなど大幅加筆で初心者も安心。
2024年スタートの新NISAにも対応。お金の不安から解放されて、より良い人生を。

投資はほったらかしでいい

『ほったらかし投資術』は、投資に興味はあるものの「勉強が大変そう」「プロでなければ勝てないのでは」と考えている人々に向けて、手間をかけずに安定した運用を目指す方法を解説した書籍です。本書の主張は明快で、「投資はほったらかしでいい」という点に尽きます。

多くの人が投資に対して持つ誤解の一つに、「投資で成功するには高度な知識や専門的な分析が必要だ」というものがあります。確かに、プロの投資家は日々膨大な情報を分析し、精緻な戦略を立てて運用を行っています。しかし、本書が推奨するのは、そうしたプロのやり方を真似ることではなく、シンプルで合理的な投資手法を用いて、市場の平均的な成績を目指すことです。

インデックスファンドで広く市場全体に投資をする

その鍵となるのが「インデックスファンド」への投資です。インデックスファンドとは、特定の株価指数(例:S&P500やTOPIX)に連動する形で運用される投資信託のことを指します。個別の企業を選ぶ

のではなく、広く市場全体に投資をすることで、リスクを分散しながら安定的なリターンを期待できます。例えば、世界中の企業に広く投資する「全世界株式インデックスファンド」を購入すれば、個別株の値動きに一喜一憂することなく、長期的な資産形成が可能になります。

インデックスファンドは手数料が低い(0.05775%~)

また、本書は「手数料の低さ」を重視することの重要性を指摘しています。一般的に、プロの投資家が行う「アクティブ運用」は、頻繁な売買や専門的な分析により高い手数料が発生します。一方、インデックスファンドのような「パッシブ運用」は手数料が低く抑えられるため、長期的にはコストの差が大きなリターンの違いを生むのです。実際に、多くの研究によって、アクティブ運用の大半がインデックス投資に勝てていないことが示されています。

ほったらかし投資の始め方

では、実際にどのようにほったらかし投資を始めればよいのでしょうか。本書では、以下のステップが推奨されています。

  1. 生活防衛資金を確保する 投資を始める前に、最低でも3〜6か月分の生活費を貯金しておくこと。これは、突発的な出費や不測の事態に備えるためです。
  2. リスク許容度を考慮する 「最悪いくらまで損しても耐えられるか」を考え、その範囲内で投資額を決定する。例えば、毎月1万円の生活費の減少に耐えられるなら、老後の360か月を考慮して最大360万円までリスクを取れることになります。 これが難しいですね
  3. インデックスファンドを購入する 世界中の株式に分散投資するインデックスファンドを選び、毎月一定額を積み立てる。これにより、価格変動のリスクを平均化する「ドルコスト平均法」の恩恵を受けることができます。 何を選ぶか?
  4. 市場の動きに一喜一憂せず、長期的に持ち続ける 短期の値動きを気にして売買を繰り返すのではなく、基本的に「ほったらかし」にする。歴史的に見ても、長期的に市場は成長しており、じっくりと時間を味方につけることが重要です。

本書の特徴は、投資に対する心理的なハードルを下げ、「誰でも実行可能な方法」を提示している点にあります。「投資は難しいもの」「特別な才能が必要」と考えていた人でも、シンプルなルールに従うだけで資産を増やせることを理解できるでしょう。投資を始めたいが何から手をつけていいかわからないという方にとって、本書は最適な入門書と言えます。

結論、何を買うのか?リスク許容度は?

これはぜひ本を買ってください!少しでも気になった人は買って損はありません!
「字ばかりの本は…」という人は同著者 山崎元さんのこちらの本がおススメです。漫画も多いし、証券口座の開設方法も写真付きで説明されていて分かりやすいです。ぜひぜひ!

超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! [ 山崎元 ]

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感想(12件)

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